ニューバランスの大定番・大人気モデルとして知られる996ですが、ニューバランス996には、アメリカ生産のM996(usa)モデルとアジア生産のMRL996(現行はCM996なので以降はCM996)というモデルがあります。意外と知らない人も多いようなので今回はそのM996の違いについて紹介してみます。
目次
ニューバランスM996 usaは何が違う?はどんなモデルなの?
簡単に言うとニューバランスM996は、アメリカでハンドメイドで生産されているスニーカーです。CM996などは、主にアジアで生産されているのに対して、M996は未だにアメリカで生産されています。アメリカ生産の何が凄いんだ?!と思うかも知れませんが、大企業の大量生産されるシューズの多くはほとんどが、中国、ベトナム、マレーシアなどで生産されています。
そもそも、人件費も高額な先進国であるアメリカの職人達にわざわざ現地生産でハンドメイドで作らせているのだからとても非効率で価格も上昇します。それでもアメリカ生産に拘るというある意味ニューバランス社の誇りの詰まったモデルでもあるのです。
ニューバランスM996 usa 特徴と違い
ニューバランスM996は、単にアメリカ生産というだけではなくアジア生産のCM996などとはシューズの作り自体にも違いがあります。それではどういった違いがあるのか紹介してみます。
ニューバランスM996は履き心地が良い?CM996と違う?
ニューバランスM996は他の996よりも、履き心地が良いと評判です。実際、私もCM996などより、M996の方が履き心地が良いと感じています。ニューバランスの996自体M996に限らず、他メーカーのスニーカーと較べても履き心地は良い方だと思いますが、やはりアメリカ生産のM996のほうが履き心地は良いようです。
実際、検索してみてもレビューを見てみてもやはりM996のほうが履き心地が良いという人やM996の履き心地を絶賛している人も多数います。(両方モデルとも履いている私としてはCM996の履き心地も十分いいです)
そんなM996ですが、当然皆さんなんとなく履き心地がいいような気がすると言っているのではなく、やはり履き心地がいいと言われるのには理由があります。
ニューバランスM996 usaの違い サポート性がいい
ニューバランスM996 usaは他の代表的なCM996と比べて、形にもわずかながら違いがあります。実際、同じサイズのM996とCM996を比べてみると分かるのですが、若干、M996のほうが足首を包み込むようにシューズのプロポーションが高く、また、ベロが長いのです。
それがどういったことに繋がるかというと、当然、足が包みこまれる範囲が増えればサポート性も増します。その結果、歩く際も足が安定し履き心地もよく感じます。また、M996に限ったことではありませんが、袋縫いという手間のかかる縫製方法を採用していることも包み込むような履き心地の要因となっていることでしょう。
ニューバランスM996 usaのはクッション性も高い。ソールに秘密?
アジア生産のニューバランスであるCM996のソールには、C-CAPという履き心地に優れ、さらに軽量という素晴らしいソールが備わっていますが、対してM996の場合は、CM996のソールシステムとは少し違い、履き心地と耐衝撃性に優れるとされるEVA素材を使用したENCAPとクッション性などを重視したC-CAPが組み合わされています。
その分ソールは厚くなり、重量などで言えば当然RevLiteという重量面まで考慮したソールには敵いません。(RevLite搭載モデルは以前のMRL996で現行CM996ではC-CAPにアップデートされています)ただし、M996は履き心地に関して言えば先程述べたようなサポート性やクッション性とがあいまって非常に履き心地が良いと感じさせてくれます。このようないろいろな要素からUSA製のM996は履き心地は次元が違うなどと評されるのではないでしょうか。
ニューバランスM996 usaの違い 価格が高い?
ニューバランスのヘリテージモデルは他社メーカーの比べると実際価格は高めで、中でもM996などUSAやUK工場で生産されるモデルは価格が高いです。CM996と同じようなデザイン、同じような素材を使用しているにもかかわらずです。価格で言えば数千円~1万円程度は必ず高価な値札がついています。
なぜかと問われると、使用する素材の違いもあるとは思いますが、製造国の違いも大きいです。アジアの低賃金とアメリカの職人さんの賃金ではコストが違うのは当然です。したがって当たり前ですがM996の方が原価からして高価になります。CM996は、だいたい一万円ちょっと、M996は2万円オーバーが当たり前といったところでしょう。
ニューバランスM996 usaに高額なだけの価値はある?
これは、人それぞれな部分もありますが、履き心地以外にも高価な価格を納得させるような魅力もあります。それではその魅力について語ってみます。
ニューバランスM996 usaの希少性
CM996やWR996(レディース)などのモデルはニューバランスの中では低価格の売れ筋ということもあり、多数の量販店で扱っている場合が多いです。一方、M996はと言うとアメリカ生産である絶対数の少なさ、価格の高さからどこの靴屋さんでも置いているわけではありません。
したがって、M996はモデルによっては人と被りにくくコレクション性も高くなります。単純に価格が高いからということもありますが、手に入れた時の満足度が高いのも当然M996でしょう。
ニューバランスM996 usaの人気モデルは入手困難!
先程希少性についていいましたが、希少性についていいましたが996自体が人気モデルな上、生産量も少なく売り切れたらもう入手不可能なことも多いの入荷して一瞬で完売することなんてざらにあることです。安いお店を探したいというのはあると思いますが、そういう店ほど一瞬で完売する上に、どうせ売れるものなので値下げされてないことも多いです。確実に手に入れるには即決する必要もあるでしょう。
ここで超重要な事実なんですが、M996は実は生産が終了しているという話もあります。今出回っているモデルはシーズン限定で発売されるモデルと以前生産されたモデルの在庫という話です。多分この話は本当なのでしょう。下にニューバランス公式ページのUSA・UKモデルの紹介で、すでに996の表記はありません。
季節限定のシーズンモデルなどが、発売されているので気づきにくいんですが、実はノーマルカラーのM996グレーやM996ネイビーも現在公式ページでは、販売されていません。欲しい方は今後入手困難になる可能性も高いので買っといたほうがいいんじゃないかと思います。
ニューバランスM996 usaの違い メーカーでのリペアも受け付け可能
ニューバランスM996はニューバランスでリペアを受け付けてくれます。通常、スニーカーをリペアしてまで履き続ける人は稀かも知れませんが、2万円以上もして、希少で、愛着のあるM996ならリペアしたいという人も多いでしょう。そんな時にM996ならソール交換などが可能になり、気に入ったシューズをより長く履き続けることができます。
これもMRL996との大きな違いですね。
そもそもたいして履き込んでもいなくてもソールが加水分解(勝手にボロボロになることもある)することがあるので、公式でリペアができオリジナル状態に戻せるというのは、スニーカー好きにはある意味たまらない魅力かもしれません。
ニューバランスM996 usaは細身?でサイズが小さい?
ニューバランスM996は細身です。ロードランニング用のモデルなのでそもそもオフロード用の574などと比べると木型が違い、細くてスタイリッシュな印象です。実際に細いので横幅が広い足型が多い日本人には、長さであわせると横幅が狭くなってしまうことが多いのも事実です。
実店舗で履いて見るのが一番ですが、自分の足型が細いなという人以外は、ハーフサイズ(0.5)、またはワンサイズアップのもを購入される方が多いようです。私も実際そうしています。サイズに関しては別記事でニューバランス996のサイズの選び方・サイズ感について!知らないと失敗するかも?!という記事にも詳しく書いてみましたので参考にしてみてください。
ニューバランスM996 usaモデルを徹底解説!CM996との違いは?:まとめ
今回、特にニューバランスM996 usaとMRL996の違いや特徴について紹介してみましたが、実際2つのモデルは似て非なるモデルともいえます。とはいえM996 usaとMRL996の外見上の違いは、ぱっとみは好きな人にしかわからないレベルなので履き心地の違いや少々のデザインの違いにその金額の違いの価値を見いだせるなら、購入はおすすめできます。(メーカーのリペアが受けられる・今後より希少性が増す可能性が高くなるというのも大きな要素)
ニューバランスM996の人気色に関してはCM996とほとんど同じですので人気カラーが知りたい方は▶ニューバランス 996人気色ランキング!996の人気カラーはどれ?も合わせて御覧ください。
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。