ニューバランスの995というモデルを知っていますか?ニューバランスで誰もが知るような定番といえば574や996です。ですが996になる前の995も十分魅力的なスニーカーです。996や574のレビュー、口コミ、評価はネット上に溢れていますが、少々マニアック(ほんのちょっとだけ)なm995はレビューも口コミも評価も少なめなので私がしてみます(笑)
ということでニューバランス995(M995)の魅力や特徴なども含めて紹介してみます。
目次
ニューバランス995の魅力と特徴&レビューと評価
ニューバランス995はメイドイン USA
ニューバランスの安価なモデルはアジア生産のものがほとんどです。逆にニューバランス社自体が特にこだわりを持ったモデルや高い品質で生産したいモデルは、メイドインUSAまたはUKとなっています。
そしてM995は、メイドインUSAです。アメリカ生産というだけで安価なモデルとは違うんだよ!とちょっと嬉しくなってしまいます。そんなメイドインUSAにもかかわらずベロの裏にこっそりとメイドインUSAと記載されているだけで控えめです。シュータン(ベロ)の表に書かれている995の書体もレトロな感じがたまりません。
ニューバランス995は996と同じロードモデル!
ニューバランスの900番台は舗装された道路を走るロードモデルです。ロードモデルとしての995の特徴をあげてみます。
ニューバランス995は舗装路を走るためのソールパターン!
995のアウトソールはこれまた、クラシックなランニングシューズだなと思えるソールパターンです。接地面が大きく溝が浅い舗装路で快適に足を運べることが想像できるパターンでしょう。今時のスニーカーと比べるとパターンのデザイン自体もシンプルで、嬉しい人には嬉しいビブラムのロゴが見て取れます。
本格的に突詰めると現在のロードランニングもでるとは比較にならないほどのシンプルさですが、逆に995を履いて本格的に走るわけではないのなら非常に好感がもてます。舗装路以外の悪路こそ、500番代などオフロード用のモデルのほうがグリップ力や安定感で安心感が得られるとは思いますが、アスファルトを歩くのがメインの使い方なら必要十分の機能を持っていると思えるはずです。シンプルで軽量なため軽快感も十分です。
996をちょっと古臭く、レトロにしたような靴がニューバランス995!
正確には996を古臭くしたわけではなく、995が先に誕生し996へ進化したわけですから、当たり前なんですがパッと見は996のようなシルエットなんですが何か全体的に懐かしさを感じるところがあります。個人的に私が中学時代に履いていた学校指定のスニーカーみたいな懐かしさがあります。もちろんその靴はこの靴ほど良いものではなかったですが(笑)
ニューバランス995は古き良き時代が感じられるスニーカー
ニューバランス995は、悪い風にいうとデザインが古臭いです。そしてよく言えばレトロでカッコイイです。上の写真を見てもらってもわかりますが、トゥのデザインのカーブの具合なんかも996はより滑らかに洗練された感がありますが995は、今時の靴ではあんまり見られないような野暮ったさです。なんかとんがってますね。
シュータン(ベロ)も超シンプルです。全然しっかりとしていない感じがしますがシンプルで丈夫なのでしょう。今時こんなデザイン(作り)のシュータンは無いのではないでしょうか。それもまた魅力ですね(*^^*)
他に足入れ部分の素材使いやヒール部分のちょっと変なパーツの合わせ方なんかもレトロ感満載です。シルエットこそスマートですがダメージ ジーンズや、チノパンなどのスタイルにこそ合いそうな気がします。(オシャレ上級者はもっと違う使い方をしそうですが)
ニューバランス995の評価(個人的)
ここまでM995をレビューしてきましたが、ここで私個人的な評価をしてみます。まず995は復刻モデルということもあり、デザイン的にはレトロ感・クラシック感のあふれるスタイルがカッコいいです。履き心地(後でもう少し書きますが)だって十分です。ということで個人的にはM995の評価は高いです。
ただ、少し思うのはちょっと昔の運動靴感が爆発しすぎているので、外しとして履くか、ファッション全体をクラシックテイストにするかコーデは多少難しそうな気がします。何の意図もなく履いているとただ古い運動靴を履いているだけに見えなくもないです。
見た目のレトロ感、クラシック感、ビンテージ感がカッコいいスニーカーなだけに格好よく履きこなすには履く人のセンスも必要かも知れません。
正直、何にでも合いそうなのは995より、やはり996や574、1400あたりじゃないかなぁと感じます。
まぁ、人とは実は違うんだぜ!という自己満足感やコレクター的な所有欲を満たせるのも995のいいところかも知れませんが(笑)
ニューバランス995のカラーなどのご紹介
ニューバランス995は、どうも他のモデルと比べると色バリなどのラインナップが少ないようです。この995から正統進化した上、同社の看板モデルともなっている996が後ろにいるのだからしょうがないかもしれません。ただ、996よりちょっとだけ古いデザインというのがワタシ的には懐かしさを感じさせられ所有欲を刺激されます。
定番のニューバランス995 グレー
ニューバランスの定番モデルならどのモデルでも存在するであろうグレーですが、シンプルな色使いでよりクラシック感が際立ちます。996などと似ているが確実に違う、「996に見えるけど俺のは995なんだよ」と996を履いている人をみると1人でにんまりしたくなりますね(*^^*)
ニューバランス995 ブルー
ブルーとは書いてますが、このレトロ感のある配色がたまりません。ニューバランス社の考えで996より、995はレトロ感を感じさせるような配色にしているのかなとさえ思います。本当にそうなのかはわかりませんが。
ニューバランス995 その他のカラー
ニューバランス995は、996ほど店舗におかれていることも少ないでしょう。ただ、それは実店舗にあまり置いていないだけで実は個性的なモデルも発売されています。リンク先はアマゾンで販売されている様々な995を見ることができます。
ニューバランス995と996の違いと進化
モデル名の番号から分かるように995は996の前のモデルです。それでは具体的にどういった違いがあるのでしょうか。
ニューバランスM995は全てUSA生産!?価格は高め?
ニューバランスM995は、私の知る限りではUSA生産のみのようです。一方996はというと、ファッションアイテムとしてより幅広いファンを獲得すべくメイドインUSAであるM996以外にも、アメリカ生産に比べて比較的安価に製造できるアジア生産のMRL996というモデルを展開しています。
別にどちらが良いというものでもないですが、995を履いている者としては全てがUSAであるというのがこだわりを感じさせてくれて嬉しいところです。ただし、USAモデルということでM995の価格は高めです。(だいたい2万円オーバー)
ニューバランス995のアッパー部分のデザイン
少し前にも触れましたが、この部分のデザインは何か古いなあ~と思えてきます。とってもシンプルです。996では、ファッション性の高い素敵なカーブを描いています。995はレトロで無骨な感じがします。まあ、私はそれもこのモデルの魅力、味と捉えていますが。
995の履き心地は?ニューバランス995のソールについて
ニューバランス995にはENCAP(以後エンキャップ)というソールのテクノロジーが搭載されています。エンキャップとは公式ページによると、
衝撃吸収性に優れたEVA素材を頑丈なPU素材に封入した構造。ハイレベルの安定性とクッション性を実現。
したものだそうです。995以降のモデルもソールシステムはどんどん進化を遂げるのですが995の時点で十分素晴らしい履き心地を得ていると思います。
ニューバランスM995はこんな人におすすめ
ニューバランス995は、悪く言えば996の旧型ともとれるのでちょっと人とは違うものを履きたいというこだわりのある人に進めたいモデルです。例えば次のような人です。
M995がおすすめな人
1.996も好きだけどみんな履いてるのが嫌。
2.996よりもレトロな感じがいい。
3.やっぱりメイドインUSAのモデルがいい。
4.高価でも長く大事に履きたい。
といったところです。履き心地自体は、M996に近いものがあり、正直に言ってしまうと機能的にもM995からの進化した次のモデルのM996のほうが優れていることでしょう。でも今の時代から少しだけレトロなスニーカーを履きたい場合やちょっと違ったものを履きたい場合は、M996とほとんど同等の履き心地を持ちながらもデザインに特徴のある995も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。